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コラムタイプ1
中小企業が人材を育成するには
まず方針と「育てる対象」を決める
中小企業庁の人材活用ガイドラインでは、人材課題を「中核人材をどう育てるか」
「現場の業務人材をどう育てるか」など、いくつかの窓に分けて考えることが勧められています
・将来の幹部候補やリーダー層
・現場の主力になる職人・担当者
・新卒や未経験の若手
どの層を何年かけて、どのレベルまで育てたいかを、経営戦略とセットで決めることが出発点になります
OJTと研修を意図的に組み合わせる
中小企業白書では、人材育成の基本はOJTとOFF-JTの組み合わせだと整理されています。
・OJT
日常業務の中で先輩が教える。担当を決め、到達目標とチェックのタイミングを明文化する。
・OFF-JT
社内勉強会や外部研修で、仕事から一度離れて体系的に学ぶ。
中小企業大学校や各種公的研修も活用できるとされています
・社外リソースの活用
地域の専門学校、大学の講座、商工会議所セミナーなどと組み合わせて、
社内だけで完結させないのがポイントです
小さく始める育成の仕組み
多くの中小企業は「教える時間がない」「教える人がいない」と悩んでいますが、
それ自体はどこでも共通の課題だと白書でも指摘されています
中小企業向け事例から、現実的に始めやすいステップは次のようなものです。
・まず「入社後3カ月の育成シート」を作る
必要な知識・技術と教える担当者、期限だけを書いたシンプルな表で十分です。
・月1回の面談を固定する
できていること、困りごと、次の1カ月で伸ばすポイントを確認する時間を短くても必ず確保します。
・一人に任せきらない「チーム育成」
現場の複数人が交代で教える仕組みをつくった事例では、属人化が減り、
誰かが辞めても育成が止まらないと紹介されています
中核人材の育成とチャレンジ機会
成長企業の事例では、幹部候補や中核人材に対して、早めに「任せて失敗も経験させる」ことが共通しています
・小さなプロジェクトを任せる
新商品企画、改善プロジェクトなど、期限と目標を決めてリーダー経験を積ませる。
・外部研修や異業種交流に送り出す
他社事例を見ることで視野が広がり、会社に戻ってからの改善提案につながりやすいとされています
・フィードバックと評価を連動させる
チャレンジへの姿勢や学び方も評価に含めることで、育成と処遇の一体感が生まれます
公的支援や事例集を使い倒す
中小企業向けには、人材育成に使える公的支援や事例集が多数用意されています。
・人材育成・活用の総合情報と支援メニュー:ミラサポプラス
・中小企業・小規模事業者人材活用ガイドラインと事例集
・厚労省の人材育成・キャリア支援の成功事例集
自社の業種や規模に近い事例を探し、完全コピーではなく「この一部分だけ真似する」というかたちで取り入れると
無理なく進めやすいでしょう。
無理なく進めやすいでしょう。