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コラムタイプ1

中小企業で長く働いてもらう秘訣とは…

中小企業で長く働いてもらう秘訣とは…
 【定着の大前提を押さえる】
人が定着しやすい中小企業は、共通して次の三つをセットで考えています。
経産省や中小企業白書でも「経営戦略と人材戦略を一体で考えること」が重要とされています。
・経営トップが「どんな会社にしたいか」を言葉にして共有する
・その実現に必要な人材像と働き方を明確にする
・採用・評価・育成・処遇をその方針にそろえる
上記の3点がないと、個別施策を足しても「なぜやるのか」が伝わらず、定着につながりにくいです。

【働き方と待遇を整える】
2024年版中小企業白書などでは、定着率が高い企業ほど、賃金だけでなく
休暇・残業・柔軟な働き方の改善に取り組んでいるというデータがあります。

代表的なポイントは次の通りです。
・残業削減と休暇取得の推進
 仕事量の平準化やDXで「長時間労働が前提」をやめる企業ほど離職率が下がる傾向があります。
・賃金水準と昇給の見通し
 絶対額をすぐに大きく上げられなくても、昇給ルールや評価基準を透明にすると不満が減りやすいです。
・働き方の柔軟性
 育児・介護・副業など、多様な人材活用を支援する動きが各地の経産局の施策としても強調されています。

【育成とキャリアの「見える化」】
中小企業庁や厚労省の事例集では、「成長実感がある会社」は定着が高いと整理されています。
・OJT 任せにしない最低限の教育体系
 入社後〇ヶ月で何を覚えるか、誰が面倒を見るかを決めておくと、不安が減ります。
・中長期のキャリアパスを示す
 どんなスキルを身につければ、どの役割や処遇に進めるのかを社内で共有します。
・定期的な1on1面談
 キャリアの希望や不満を早めに拾い、配置転換や仕事の調整を行うことで、退職前に打ち手を打てます。

【エンゲージメントとコミュニケーション】
経営方針を伝え、社員の声を聞く仕組みを持つ企業ほど、人材定着施策の効果が高いとする研究もあります。
・経営方針や数字をオープンに共有する場をつくる
・小さな改善提案を歓迎し、採用されたらきちんと称賛する
・上司が「相談しやすい存在」になれるようマネジメント研修を行う
心理的に安心して話せる職場づくりは、給与以外でできる強力な定着策です。

 【制度と公的支援を賢く使う】
厚生労働省・中小企業庁などでは、人材の確保・定着につながる職場環境改善や
キャリアアップに対して助成金や支援事業を用意しています。
・残業削減や職場環境改善に対する助成
・教育訓練やキャリアアップ制度の整備支援
・地域での「採用・定着成功事例集」やセミナーの活用

上記を自社だけで抱え込まず「地域の人事部」「商工会議所」「社労士」など
外部リソースと組むと、コストを抑えながら制度導入がしやすくなります。