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コラムタイプ1
「この会社で働きたい!」と思ってもらうための面接時のコミュニケーション戦略
面接時に「この会社で働きたい!」と思ってもらうためのコミュニケーション戦略 〜志望度を高めるおもてなしの技術〜
「面接には来てくれたものの、内定辞退されてしまった…」 「自社の魅力を十分に伝えきれず、優秀な人材を取り逃がしてしまった…」
採用活動において、このような課題に直面していませんか?
求職者にとって、面接は「企業が応募者を一方的に評価する場」ではありません。今の求職者にとっては、「自分がこの会社に入社するべきかを見極める、極めて重要な判断の場」です。
限られた面接の時間の中で「いかに自社のファンになってもらうか」が、その後の内定承諾率を大きく左右します。本記事では、求職者から「良い会社だな」「ここで働きたい!」と思ってもらうために面接官が実践すべき5つのアプローチを解説します。
1. 面接前の「おもてなし」から勝負は始まっている
「面接室に入った瞬間」から選考が始まっていると思われがちですが、実は求職者が会社に足を踏み入れた(あるいはオンライン画面を開いた)瞬間から、会社に対する印象づくりはスタートしています。
スムーズで丁寧な案内の徹底: 受付での私語やぞんざいな態度は厳禁です。笑顔で出迎え、待ち時間が生じる場合は必ず「お待たせして申し訳ありません」と声をかけます。
面接官の事前準備: 履歴書や職務経歴書を読み込み、「前職の〇〇のプロジェクト、非常に興味深いですね」と具体的なエピソードに触れるだけで、求職者は「自分を見てくれている」と安心感を抱きます。
2. 最初の「アイスブレイク」で心理的安全性を確保する
初対面の面接は、求職者にとって極めて緊張する場です。ガチガチに緊張した状態では、本人の本来の魅力やスキルを引き出すことはできません。
ライトな話題から入る: いきなり「志望動機をどうぞ」と切り出すのではなく、「今日はどちらからいらっしゃったんですか?」といった日常会話から始めます。
面接官の言葉で緊張を解く: 「お互いのことをよく知るためのリラックスした場にしたいと思っています。ぜひ普段の言葉でお話しくださいね」と、安心させる声をかけましょう。
3. 面接を「尋問」ではなく「対話」にする
面接官が一方的に質問し、求職者が答えるだけの「尋問のような場」になってしまうと、求職者は疲弊します。「自分の意見が言えない会社かもしれない」という懸念を抱かせないよう、キャッチボールを楽しむ「対話の空気感」をつくりましょう。
共感と深掘りをする: エピソードを聞いたら、「その時の一番の苦労は何でしたか?」と興味を持って深掘りします。
面接官も現場のリアルを語る: 面接官自身が「実はうちの部署でも似たような課題があって…」と語ることで、距離感がグッと縮まります。
質問の時間をたっぷり確保する: 面接時間の3割程度は、求職者の疑問や不安をすべて解消する時間として使います。
4. 「ありのままの課題と未来」を隠さず伝える誠実さ
都合の良いことばかりをアピールすると、求職者は「何か裏があるのでは」と不信感を抱きます。あえて自社の課題を誠実に伝えることで、逆に信頼感を高めることができます。
リアルな挑戦や課題を共有する: 「現在、チームとしてこういう点に課題を感じていて、そこを一緒に突破してくれる仲間を探している」とオープンに伝えます。
ミスマッチを防ぐ情報開示: 「裁量が大きい分、自分でスケジュールを管理する力は求められます」といったリアルな側面も伝えることで、納得感を生みます。
5. 面接の「終わり方」で印象を決定づける
面接の終盤や退室時の一連の対応は、求職者が会社を去る直前に残る「最も強い印象」になります。
フィードバック(価値の承認)を行う: 最後に、「今日お話を聞いて、〇〇さんのこういう経験はまさにうちのチームにフィットすると感じました」と、その人の魅力を言語化して伝えます。求職者は深く感動を覚えます。
選考フローと連絡期日を明確にする: 「結果は〇日以内に必ずご連絡します」と、先が見えない不安を完全に解消して見送ります。
まとめ
面接時に「良い会社だ」と思ってもらうために必要なのは、特別なテクニックではなく、「目の前の求職者を一人のビジネスパーソンとしてリスペクトし、誠実に向き合うこと」です。
事前の丁寧なフォローと準備
緊張をほぐす温かいアイスブレイク
共感ベースの対話
課題も隠さない誠実な情報開示
心を動かす丁寧な見送り
こうした小さなプロセスの積み重ねこそが、求職者の心を掴み、「この会社で働きたい」という強い動機を生み出します。自社のファンを増やすつもりで、次回の面接コミュニケーションを見直してみましょう。